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最もいいねされたインスタグラムでギネス世界記録を更新したに新たな進展がありました。

2月4日に投稿された動画によると、卵は「SNSでのプレッシャーに負けて」割れてしまったのだとか。世界記録を獲得した卵を通じて、精神疾患で悩む人たちに支援の声を上げたのです。

このインスタグラムアカウントには、新設されたウェブサイト、talkingegg.infoのリンクが貼られています。そのウェブサイトに行くと「このリストをみんなで作り上げよう」というメッセージとともに、精神疾患にまつわるチャリティ団体のリストが掲載されています。

卵が割れる様子を写したインスタグラム動画のキャプションには「ふう、すっきりした。プレッシャーを感じたら talkingegg.info を見て詳細を確認してください。リストを一緒に作りましょう」といった内容が書かれています。

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1月4日に1個の卵の写真が掲載されたとき、カイリー・ジェンナーのいいね最多記録を上回るためのみにできたものだと考えられていました。

しかし、その記録を見事更新すると、今度は卵の殻にひびが入った写真が。フォロワーは今後の展開に注目しました。

次に投稿された写真は、アメフトボールのようにステッチが入った卵。キャプションには動画ストリーミングサービスのHuluでスーパーボウルを視聴するようにとのメッセージがありました。

それから1か月後、記録挑戦をした本当の理由が明かされるのです。

実際スーパーボウルの中継の合間に流れたのは、メンタルヘルス・アメリカのコマーシャル。

記録を更新したインスタグラムを立ち上げた本人の正体は、ニューヨーク・タイムズのインタビューを通じて判明。それはロンドンで広告に携わる仕事をしているクリス・コッドフリーさんでした。

アカウントの規模が大きくなると、友人のアリッサ・カーン=ウェランさんとC.J.ブラウンさんに運用を手伝ってもらうようになったそうです。

1個の卵が世界中から注目を浴びたことについて、ゴッドフリーさんは「その注目を何に使うのかが重要です」とコメントしました。ゴッドフリーさんが選んだ活用方法が、精神疾患に対する認知拡大だったのです。