東京在住の菅野俊一さんが、ギネス世界記録「空気吸引で缶を頭につけた最多数｜Most drinks cans placed on the head using air suction」を更新しました。菅野さんはおでこや頰、あごなどに、なんと9本の缶をくっつける事に成功したのです。
菅野さんが缶を頭にくっつけようと思ったのは中学生の事。おでこが広いと周りからも言われ、人とは違う特徴を使って何かができないと思ったのがきっかけだったそうです。初めにくっつけられたのは1本だけでしたが、練習を積み重ねるうちに、3本同時にくっつけられるようになったとか。
しかし自身が習得したスキルが、ギネス世界記録になるとは思っていなかったそうです。しかしある日、他に缶をくっつける事ができる人はいないのかとインターネットで検索をした結果、前記録保持者のジェイミー・キートンさんの存在を知ったのです。そこから菅野さんは、世界記録更新を意識するようになりました。
複数の缶を同時にくっつけるには、ミリ単位の誤差も許されません。9本の缶を確実にくっつけるために、およそ半年を費やしたそうです。
長い努力の末、見事ギネス世界記録を更新した菅野さん。達成当初は公式認定証を持って飲み屋に出かけていたそうです。それに気づいたお客さんのリクエストに応え、缶を頭にくっつけるとその場が盛り上がり、そこで生まれる雰囲気が気に入っているそうです。
しかし菅野さんの挑戦はまだ終わっていません。今後は頭だけではなく全身に缶をくっつける記録にも挑戦したいと考えているそうです。しかし菅野さんによると、体に同時に缶をくっつけるのはより難しく、もっと練習が必要だと言います。
また菅野さんは、前記録保持者のジェイミーさんとSNSで繋がっていて、記録を更新した事を伝えると「また塗り替える」と返事が来たとか。今後菅野さんとジェイミーさんとの間で、激しいバトルが繰り広げられるかもしれません。
