イギリスのウスターシャーで、野菜の大きさなどを競う大会「CANNA UK National Giant Vegetables Championship」が開催されました。
この大会では、野菜農家たちによる激しい戦いが繰り広げられますが、彼らが狙っているのは1位の座だけではありません。うまくいけばギネス世界記録を更新することもできるのです。
そこで今年は、書籍『ギネス世界記録』の編集長、クレイグ・グレンディが大会に直撃。記録を更新する野菜を自ら探しました!
最も重いナス
ピーター・グレーズブルックさんが育てたナスが、今年の大会で3.12 kgを記録し、ギネス世界記録を更新しました。
ピーターさんは巨大野菜のエキスパートで、すでに17のギネス世界記録を更新してきました。今回のナスで、新たな記録をコレクションに追加することに成功したのです。
前記録を60 g上回る結果となり、グレンディも「私の頭より大きな野菜は、そう簡単にお目にかかることはありません」とコメントしました。
ピーターさんはこの他にもコールラビ、玉ねぎ、にんじんの重量、ベニバナインゲンの長さで1位を獲得、そして多くの2,3位入賞も果たしました。しかし彼にとって大事なのは賞金ではありません。参加し、勝利することに意味があると考えているのです。
「認められることが自分にとって大事なのです」
最も重いマロウ
今回の大会では「最も重いマロウ|heaviest marrow」の記録も更新されました。前回の記録を22.7 kgも更新するという快挙!
マロウは、コジェットやズッキーニのようなウリ科の野菜。記録を更新したマロウはサウス・ウェールズに住むビンセント・ショーディンさんが育てたものです。
本人いわく、魚の頭部や内臓、液体化した海藻、そしてたくさんの愛情と手入れが功を奏したと語りました。
最も重いソラマメ(さや)
ジョー・アサーソンさんが育てたソラマメも、今回の大会でギネス世界記録「最も重いソラマメ(さや)|heaviest broad bean pod」を更新しました。その重量はなんと106 g!彼も16のギネス世界記録を更新したベテランです。
ちなみにこの記録では、豆はさやの中に入っている必要があります。
最も長いリーキ
ジョーさんはソラマメのみならず、リーキの長さでも記録を更新しました。その長さは1.36 m。多くのローラーコースターに乗るための身長に到達しそうなくらいです!
ちなみに前記録は、重いナスで記録を達成したピーターさんによる1.22 mでした。
ピーターさんとジョーさんは11月17日発売の書籍『ギネス世界記録2022』でも紹介しています!