日本伝統の遊びのひとつ、折り紙。
この折り紙を使ったギネス世界記録は、日本各地で達成されてきました。しかし今回はなんと、ブラジルに住むDanilo SchwarzさんとMeire Matayoshiさんが"折り紙記録"に挑戦し、見事記録達成しました。
その記録タイトルは「折り紙で作った犬の最大の展示|largest display of origami dogs」。DaniloさんとMeireさんは、なんと1,010体の犬の折り紙を並べることに成功したのです。
折り紙の制作期間は60日。赤、オレンジ、黄色、緑、青、インディゴ、紫色と、色とりどりの紙を使用しました。
Meireさんは日系ブラジル人で、オリガミスト(折り紙達人)として活動していて、自身のルーツを探求しているそうです。折り紙の経験を積むにつれ、紙の質感や色を活かした折り紙に興味を持つようになったとか。
一方でDaniloさんは、折り紙の経験のない占星術師。しかし世界記録を更新するような、驚くべきものを作り上げたいと思い続けていたため、Meireさんと一緒にチャレンジすることにしました。
ギネス世界記録保持者になれたことにとても満足しています。自分の努力が記録として認識され、多くの人にインスピレーションを与え、自身の限界に挑戦するきっかけを作れるなんて、信じがたいことです。 - Danilo Schwarzさん
DaniloさんとMeireさんにとって、犬は人間に対して無償の愛を注いでくれる究極の相棒だと考えているそうで、記録挑戦のための折り紙の題材も、犬を選びました。1,010体の犬の折り紙は、家族を待ち望んでいるホームレスの犬たちを表しています。
ギネス世界記録を更新するような数の折り紙を折るのは大変なこと。しかし挑戦を進めていくにつれ、DaniloさんとMeireさんは、数字はともあれ、紙を折っていく動作に含まれる、一種の魔法のような体験に価値を見出したと言います。COVID-19が猛威を振るうなか、紙を折り続けることで心を穏やかにさせ、癒しを得ることができたそうです。
紙を折るのは一種の心の治療にもなり得ると思います。初めはうまくいかなくても、練習していくうちにより簡単になっていくものです。 - Meire
Daniloさんは、今後もギネス世界記録に挑戦したいと考えていて、いずれは世界最大の占星術クラスを達成してみたいそうです。新たな挑戦、お待ちしています!