Huda and Mohamed Shehata standing next to an official adjudicator

エジプトのフダー・シェハタ(Huda Shehata)さんとムハンマド・シェハタさんが足や手の大きさなどで5つのギネス世界記録を更新しました。

Mohamed and Huda Shehata standing next to a Guinness World Records adjudicator

まずはムハンマドさんが認定された「横幅が最も長い手(存命中・男性)|widest hand span on a living person (male)」。彼の左手の幅は31.3 cmで、一般的なディナープレートより大きいのです。そして彼が腕を広げると、右手から左手までの長さは250.3 cmで「存命中の最も長いアーム・スパン(両手を広げた長さ)男性|widest arm span on a living person (male)」に認定されました。

An official adjudicator measuring Mohamed Shehata arm span

ムハンマドさんの妹、フダーさんは3つの記録を更新しました: 

  • 最大の足(存命中・女性) - 33.1 cm(右足)
  • 最大の手(存命中・女性) - 24.3 cm(左足)
  • 存命中の最も長いアーム・スパン(両手を広げた長さ)女性 - 236.3 cm

これらの記録は、コロナ禍における渡航制限およびソーシャルディスタンスを守りながら、エジプト、カイロの病院にて、ギネス世界記録公式認定員の立ち合いのもと、計測され、認定されました。測定は整形外科医のカリド・エマラ(Khaled Emara)と医療スタッフ、マフムード・エル・ショパーキ(El Shopaky)とムハンマド・ヌール(Mohamed Nour )が行いました。

フダーさんと母親のツーショット

兄妹は母親と一緒に、エジプトの首都、カイロから90分離れた小さな村に住んでいます。ともに下垂体腺腫の影響で過剰量の成長ホルモンが分泌されていると考えられています。

1991年生まれのフダーさんは、12歳の時、他の誰よりも背が伸びていることに気付いたと言います。ムハンマドさんも同じく12歳になり、身長が伸びてきていることに気付いたそうです。そして手や腕も成長し、ギネス世界記録を更新するに至ったのです。

手にするものすべてが小さく感じられ、人と握手するたびに自分がいかに人と違うか感じさせられました。 - ムハンマド・シェハタさん

longest arm span huda

兄妹は地元でガラビヤ(エジプトの民族衣装)を仕立ててもらっており、毎年、身長が伸びるたびにお直しをしてもらっています。

siblings being measured

(2012年に手術を受けた)存命中の最も背の高い人物であるスルタン・コーセンさんと同様、成長し続ける身長を止めるために、今後手術をする可能性もあるフダーさんとムハンマドさん。しかしフダーさんは「ギネス世界記録に認定されたことが、これからの生活を変えてくれることを願っています。今まで他の女性のように着飾ることを夢見ていました。でも今は自分のことを受け入れ、自分に満足し、信念をもって生きていきたいと思います」と語りました。