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エディス・マーウェイ=トライナさんが、ギネス世界記録「最高齢の競技パワーリフティング選手(女性)|oldest competitive powerlifter (female)」に認定されました。 

エディスさんが直近で競技に出場したときの年齢は、なんと98歳94日でした。

このニュースを受けたエディスさんの娘、ハニー・コットレルさんは驚きを隠せなかったと言います。 

(エディスは)選手の中で高齢だとは思っていましたが、ギネス世界記録保持者だと聞いたときには衝撃を受けたのと同時に、とても誇りに思いました。記録保持者となり、ギネスワールドレコーズから称賛を受けたことに、家族全員が光栄に思っています。 

40-150 lb までのウエイトを挙げるエディスさんは、競技会場の観客や審判を魅了しているそう。以前は地域のリクリエーション・センターでダンスを教えていたので、体を動かすことに慣れています。また、ダンスが魅力的な俳優のシャーリー・テンプルやジンジャー・ロジャース、フレッド・アステアを尊敬のまなざしで見てきたと言います。 

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ダンスを通じてエディスさんと友人関係になったカーメン・ガットワースさん。このカーメンさんが、当時は91歳だったエディスさんをジムに誘ったのです。 

「他の女性たちが体を動かしているのを見て、バーを挙げてみようと思ってやってみたんです。それを定期的に続けていたら、楽しんでいることに気付いて、少しずつ上達するように努力していました。そうしたら知らぬ間に、チームの一員になっていたんです」と、エディスさんは当時を振り返りました。  

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競技では、クイックリフトでトロフィーを獲得するまで上達。友人兼トレーナーのカーメンさんによると、エディスさんはバーを財布かのごとく軽々と挙げるそうで、諦めることを知らず、難しくなればなるほどやる気がみなぎってくると語ります。

エディスさん自身は、競技会場においての心境をこう語っています。  

パフォーマー・ダンサーとして、楽しめるためには拍手が重要でした。少しでも拍手を受けられれば嬉しかったですし、少しずつ拍手が増してくるとより嬉しくなりました。みんなが私が90代だと知ると、より目立つようになり、より注目されるようになりました。 

ここ数年で、エディスさんは多くのトロフィーを獲得し、置き場所に困っているとか!

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パンデミックの影響で選手活動を休止せざるをえなかったエディスさんですが、今ではジムに行くことができるようになったそうで、近い将来、また競技に出られればと考えています。 

90代になって、自分の存在を認められたいという必要性をより実感していて、(認められることは)世界で最も美しいものなのです。私が生き続けている要因も、ほぼそれだと思います。