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『かいけつゾロリ』の原ゆたかさんが、ギネス世界記録「同一作者によって物語とイラストが執筆された単一児童書シリーズの最多巻数|Most volumes published for a single chapter book series written and illustrated by the same author」に認定されました。2022年10月24日認定時の巻数は71巻でした。

1987年に誕生して、2022年に35周年を迎えた『かいけつゾロリ』。累計発行部数は3,500万部を突破しています。

ポプラ社のかいけつゾロリプロデューサーの加藤裕樹さんによると、「かいけつゾロリ」のストーリーを強いて一言で表すなら『”まじめにふまじめ”な夢と冒険の物語』。さまざまなストーリーが展開されていく中で、ゾロリの仲間想いな面や、ぜったいにあきらめない部分が出てくるという。また、武器を持たずに冒険を続けています。これは原ゆたかさんの平和に対する願いも含まれているそうです。

公式認定証を受け取った原ゆたかさんは「夢のようなことが起こってしまいました。この本は、自分が子供の時にこういう本が読みたいなと思って、自分みたいな小学生にお話しを書いてあげたい。大人の立場じゃなくて、子どもの立場として、友達に書いてあげたいなと思って書き始めて、せいぜい10冊書ければいいかなと思っていた」と語りました。

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なるべく新しい面白い話を続けていきたいなと思っていたので、どんどんネタがなくなって、今苦しい時にこういう賞をいただけて、もっと頑張れよということだと思うんですけど。私みたいな小学生が日本全国にたくさんいてくれて支えてくれたのかなと。

私の妻も最初の読者としてチェックを入れてくれたりして、ここまで続けられたと思うので、1人では成し遂げられない。あとどのくらい書けるか……。子どもたちに望まれるところまで、がんばっていきたいと思っています。