split image of spike laying by a newspaper and spike looking up at the camera

リータ・キンボールさんが、地元の食料品店の駐車場でチワワのスパイクくんを見つけたとき、13年後にも一緒に暮らしているとは想像もできなかったと言います。

もっと信じられないのは、スパイクくんがギネス世界記録「存命中最高齢の犬|oldest dog living」に認定されたこと。2022年12月7日時点で、年齢は23歳43日となりました。

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ちなみにリータさんとその家族がスパイクくんを見つけたとき、わんこはすでに10歳でした。

「背中の毛は剃られていて、チェーンかロープを首につけていたせいか、首回りには血の跡がありました。本人もけっこう辛そうに見えました。食料品店の店員は、わんこは3日間滞在していたそうで、店の残り物を与えていたそうです」

スパイクくんのオーナーが誰だか分からないので、リータが持つ小さな農場にいる他の動物たちの仲間に入れてあげることにしました。

「車を開けた瞬間、スパイクは中に入って椅子に座りました。まるでどこに行くか分かっているかのようにです。もう運命だったんですね」

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ルーニー・テューンズに出てくる元気なキャラクター「スパイク」にちなんで、新たに出会ったわんこをスパイクと名付けました。 

「アニメのキャラクターとはちがって、私のわんこはフレンドリーでした。でも、小さくても態度は大きな犬のような性格を持った彼に似合った名前だと思いました」

スパイクくんは目がほとんど見えず、耳も遠いため、時々いらだちを見せることもあるそう。でも普段はフレンドリーに接してくれて、話しかけられるとしっぽを振ってくれると言います。

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スパイクくんは朝7時から7時半頃に起きます。起きてすぐ朝ごはんを食べるときもあれば、少し待ってから食べることもあるそう。

夏の週末はリータさんと一緒に散歩をして、農家の小屋にいる牛や馬や猫に会いに行くそう。体調がいい日だと、猫を追いかけることもあるとか。

昔は小屋にいる動物たちは、スパイクくんに威嚇されると驚いていたそうですが、いまは何とも思わないそう。

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散歩から帰ってくると、お家でお休み。日中、リータさんは農場の作業をしますが、スパイクくんはトラクターやコンバインに乗ったこともあります。そして忙しい農家の1週間を終えると、土曜日にはお風呂に入ることが多いそうです。

スパイクくんはブラウンシュヴァイガーというソーセージのチーズ和えを食べることもあり、ときにはスナック菓子を口にすることも!

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おうちではお昼寝をしたり、家猫のフォクシーと鬼ごっこをしたり、大好きなおもちゃをおうちのどこかに隠したりして過ごします。

アメリカの深夜テレビ番組で最高齢のわんこ「ペブルス」が紹介されているのを見て、スパイクくんがその記録を超えることができることに気付いたリータさん。見事記録保持者になったいま、リータさんの家族はスパイクくんのことを「有名犬」として見ているそうです。

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リータさんに、スパイクくん長寿の秘訣を聞くと、健康的な食事と、自由に動けるスペース、日常の運動、そして何よりも無限の愛情が大事だと答えました。

スパイクが、大変な半生を経たのにもかかわらず、いまなお私たちのもとにいるのは、一日一日を楽しみ切るからだと思います。