スペルが長すぎるウェールズの町の名前 クロスワードに採用された最長の単語
ウェールズのある町の名前は、ギネス世界記録「クロスワードに採用された最も長い単語|longest word in a crossword」に認定されています。そのスペルを覚えるのも至難の業です。
この単語が採用されたのは、テルフォード・リーキン・ニュースの1979年7月号に掲載(編纂者はロジャー・スクワイアズ)されたクロスワードでした。

編纂者のロジャーさんは「人生で作ったクロスワードの最多数|most crosswords compiled in a lifetime」の記録保持者でもあります。2015年時点で、ロジャーさんは77,854個のクロスワードを作りました。
50年クロスワードを作り続けた彼のクロスワードは、デイリー・テレグラフ、ガーディアン、タイムズなど、多くの媒体で掲載。(その多くは偽名を使っていました。)
ロジャーさんは2023年6月、91歳で亡くなりました。
彼によるクロスワード記録は、彼の運命が少し違っていれば、達成することはなかったのです。
1961年3月、当時はイギリス海軍にいたロジャーさん。彼の飛行機がインド洋に墜落し、そのまま沈没してしまいました。脱出ハッチが水圧で開かなくなり、ロジャーさんは機内に閉じ込められてしまいます。

テレグラフの記事においてロジャーさんはこう振り返っています。
「水位は顔まできていました。頭上のバーにつかまりながら、ドアを蹴りました。ドアは開きましたが、水圧に押されて、私はコルクのように飛び出されました。オイルまみれになってね。でも幸い、ヘリコプターが待っていたんだ」
同乗していたパイロットは脱出できず、命を落としてしまいました。
そんな悲劇的な経験を持つロジャーさんがクロスワードに目覚めたのも、海軍時代でした。1日に約12個のクロスワードを解き、新聞がないときは、自身で作るようになったそう。
そして海軍を除隊した1963年、彼のクロスワードが初めて掲載されたのです。
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