スキーに穴が開く!砂丘で滑降最速速度を狙う……結果は?
フランスのマエ・フレディエさんが、ペルーの砂丘を飛ばします。その速度は日本ではほぼ法外的な速度。しかも車輪はありません。

マエさんは9月25日、「サンドスキーの最高速度|fastest sand skiing」に挑戦しました。そしてナムビアのヘンリック・メイさんが15年前に達成した記録を、ついに超えることができたのです。
到達した速度は時速121 km。あまりものスピードに、スキーに穴が開いてしまうほどだったとか。さらには高スピードでの転倒を防ぐために、止まるのにも高度な技術を要しました。
「スキーは子どものころから大好きで、スポーツの限界を超えようと常に押し続けていました。伝統的なスポーツの枠をこえてもね」とマエさんは語りました。
「この結果は、あらゆるスキーのスタイルに努力と情熱を積み重ねた結果です」
マエさんはハイレベルのアルペンスキーヤーで、現在はフランスのサヴォワに住んでいます。従来はパウダースノーでスキーをしていますが、彼は去年、チリの砂漠でサンドスキーを始めました。本人によるとその体験は「この独特な種目を深堀りしてみたいと思うきっかけとなった」と語っています。
2025年に南米に再来し、記録挑戦を行うにあたり、マエさんはあらゆる特別なトレーニングを行い、砂がもたらす不整地に適したスキルを伸ばしてきました。

9月25日の朝8時37分。砂丘の頂上に到達したマエさんは、前傾姿勢をとり滑降を始めました。スピード・ガンを使用してタイムを測っていなければ、彼の動きを追うことはできなかったかもしれません。

トップスピードに到達したとき、マエさんはスキー板の底が、砂との摩擦で溶けるのを感じました。その瞬間、姿勢を変え、滑降速度を落としました。

それでも時速121 kmという驚異的な速度を叩き出すことに成功したマエさん。チームと一緒に歓喜の声をあげました。
「自分のパフォーマンスや未知の環境への対応、そして技術のイノベーションが混じり合わさった結果だと思う」と語り米s多。

マエさん、記録達成おめでとうございます!!