発明家が速度88.344キロ出るゴミ箱でギネス世界記録達成!
ゴミ出しを忘れて、キャスター付きゴミ箱を転がして収集車まで駆けていく隣人ーー。これは欧米などではよくある景色です。
そんな忘れんぼうさんたちにぴったりの発明が行われました。なんとイギリスのマイケル・ウォールヘッドさんが、「最速のキャスター付きゴミ箱|fastest wheelie bin」を達成したのです。その速度はなんと88.344 km/h。アンディー・ジェニングスさんが2021年に達成した72.568 km/hを大幅に超える数値です。
マイケルさんによると、動力付きのゴミ箱を作りたかったそう。「12月にスズキ・バイクのエンジンがガレージに転がっていたのを見つけたので、作るなら今だと思いました。安定性が重大な問題で、低速度での練習に時間をかけました。それが挑戦日に功を奏しました」
マイケルさんはYouTubeチャンネルで「最も"ゴミ"なプロジェクト」と冗談を飛ばしました。

記録は72 km/h程度に収まりましたが、実際は106 km/h出したこともあるそうです。

マイケルさんが動くゴミ箱を作ろうと考えたのは、ずいぶん昔のこと。ガレージのスペースしかないので、ゴミ箱の大きさのプロジェクトしかできないと、友人と話していたそうです。

「それからずっと思い続けてきましたが、パンデミック中にアンディー・ジェニングスさんがはじめてこの記録を達成しました。それを知って、自分の重い腰をあげて、製作にとりかかることにしたんです」
構造的には、中にエンジン搭載の三輪車がゴミ箱の中に入っているというイメージです。中に座ると膝がゴミ箱の前部に付きます。脚の間にはハンドル・バーがあり、それで旋回やブレーキを操作します。足の近くにはエンジンがあり、熱さで靴に穴があいてしまいます。マイケルさんによると、運転するには"ヨガをする必要がある"とか。
さらに飾りとして、箱の後部にはウィリー・バーをつけ、ネオンライトも装備したそう。
操縦は楽しそうですが、危険も伴います。時速50 km/h程度で身体が出てしまい、床に肩を強打してしまったこともあったと、マイケルさんは言います。

「それからは、もし箱が倒れてしまったら、なるべく箱の中に入り込んで、ゴミ箱全体が路面をスライドするようにしました」
見事ギネス世界記録を達成し、書籍「ギネス世界記録2025」の掲載も果たしたマイケルさん。今後はデザインに改良を進め、さらなる速度上昇を図ろうと考えています。理論上のトップスピードは127 km/h。果たしてそれにどこまで近づけるのか……今後の展開に期待です!