90歳女性がデッドハングの世界記録達成!
ぶら下がり健康器にぶら下がってみる人は多くいますが、アメリカのアン・クライル・エッセルスティンさんは、これを使って自分の限界を試しました。
アンさんは若いころから身体を動かすのが得意で、10種目のスポーツを、プレイしコーチングまでした経験があります。そんな経験を持っているので、自身の子どもや孫にもスポーツに励んでほしいと背中を押しました。結果、家族のみんなが世界クラスのアスリートになっています。
でも自身もタイトルを狙うべく、ギネス世界記録「デッドハングを維持した最高齢(女性)|oldest person to hold the dead hang position (female)」に挑むことにしたのです。
90歳231日で、デッドハングを2分52秒維持することに成功。2024年にアメリカのアニー・ジュディスさんが達成した記録(81歳)を破りました。

「このような形で記録に挑戦して、それを称えられるというのは私にとって新しいことでした。今までは4人の子どもと10人の孫の活躍を称えていたので」と、アンさんは語ります。
「まさか90歳になってここまでトレーニングやサポートを受けて、ギネス世界記録を達成することができるなんて、本当に恵まれています!」

アンさんに記録挑戦を促したのは家族でした。そしてその誘いに乗ったアンさんは、2026年2月に挑戦することに。
去年、アンさんは、義理の娘のポリー・ラバールさんが、「40日間、新しいことに試してみよう」と言われ、運動を始めたのです。 はじめはエクササイズバイクは好きになれませんでしたが、毎日の朝ごはんの前に、サイクルを漕ぐようになりました。
40日が経つと、すでに身体を動かす習慣がついたアンさん。朝ごはん前にヨガやウエイトを挙げたりランニングをしたりするのが楽しくなったのです。
「そして朝食が大大大好きなの」と付け加えました。
そしてたまに、ぶら下がることで姿勢をよくして、あわよくば身長を伸ばそうと考えました。そして息子のリップさんが、記録挑戦を提案したのです。
リップさんとテレビ電話をしながら、どれくらいぶら下がることができるかを試したのです。1分15秒ぶら下がることができると、リップさんはものすごく驚いたそうです。
翌日、リップさんはたまたま、デッドハング最高齢記録の記事を読むと、記録達成のためには2分ぶら下がらなければいけないことを知ると、アンさんに電話して、挑戦してみようと言ったのです。
「ほとんどトレーニングしないで1分15秒維持できたのだから、不可能ではないと思いました」とアンさんは振り返ります。

それから毎日、リップさんをコーチとして迎え、電話越しでトレーニングを重ねました。はじめは2分を何回かに分けてぶら下がる練習をしました。数か月経つと、2分連続でぶら下がる筋力も付いてきました。2分16秒まで維持することができると、準備ができたと実感したそう。
そして挑戦日。タイムキーパー、カメラマン、証人、消防士、隣人、パーソナルトレーナーなどが集まりました。4人の子どもたちも応援しに駆けつけました。
「心から応援してくれる家族に囲まれて本当に幸運を感じました」と語りました。

1回目の挑戦で、アンさんは2分41秒をマーク。しかし、動画審査で却下されないようにと、念のためにもう一度挑戦することにしました。30分後、2度目の挑戦が始まりました。
「時間が止まったかのようでした。2分までは部屋は静かでしたが、2分30秒になるとそこは声援の嵐でした。1回目より長くぶら下がっていました。手がバーから滑り始めているのを感じました。頭を動かして、天井を見ながら手に力を込めました。顔が赤くなるのを体で感じました。そしてついに、足が床に付きました」
「背中も腕も痛かったですが、3分近くもぶら下がり続けてそれを称える大きな声が、私の痛みを溶かしてくれました。3分まであと少しだと知っていたら、もう少し頑張れたかもしれませんが……それは次回にとっておきましょう」

同じ高齢者に向けてメッセージはあるかと聞くと、アンさんは「動き続けて」と答えました。
「階段を使う。ウエイトを挙げる。ストレッチをする。歩く。ヨガをする。ダンスをする。とにかく動くことです!」

「40日間、同じことを続ける挑戦をしてみるのがいいと思います。私がそうしたように。そうするとすべてはあなたを味方してくれます。記録は達成しましたが、今も毎日最低2分間、ぶら下がり続けていますよ」
「記録を達成してまもなくの朝、4時に起きて、ぶら下がっていないことに気づきました。真っ暗闇のなか、パジャマ姿でぶら下がりました」
そしてこう思ったそうです:「しっくりくるね」