18歳男性が「最年少の教授」に 生徒は同い年
2004年9月9日生まれのネイサン・トーマスさんは、2023年8月、マイアミ・デイド・カレッジの「COP 2270:エンジニア向けC言語」で登壇しました。講義を聞いた人々の多くはネイサンさんと同い年。そこで彼は、複雑な計算機科学やプログラミングを説明しました。

実は彼、10歳の時に同大学に入学し、14歳にフロリダ国際大学に編入。18歳には電気工学の修士課程を修了しました。
そして18歳346日で、ネイサンさんはマイアミ・デイド・カレッジに、教授として戻ることに。これをもって、ギネス世界記録「最年少の教授(男性)|youngest professor (male)」を更新したのです。ちなみにこの記録は306年破られたことがありませんでした(前記録保持者は、当時19歳のコリン・マクローリンさん)。
ちなみに「最年少の教授(女性)|youngest professor (female)」の記録保持者は、アリア・サブールさん(18歳362日・2008年達成)です。

「講義の場に入れば、目的はみな一緒です。それは、学ぶことです。年齢は関係ありません。私はなるべく良い仕事をして、できる限り生徒たちを助けることに集中しています。努力をしようとしている姿勢を見れることが、最も大事な点です」

子どものころから学ぶことが大好きだったと言うネイサンさん。特に数学との相性は良かったようで、STEMの分野へ進んだそうです。
エンジニアの両親を持つ彼は、知らないうちに両親の思考パターンをなぞりながら成長をしてきてきたと言います。
「母からは難しいことも簡単に感じられる思考を教えてくれた気がします。当時は気づいていませんでしたが、そういった考え方を私にもうつったんだと思います」
「教えている最中に発生する現象があります。それは、学生たちが理解した瞬間に起きます。ほんの数分前には見当もつかなかったコンセプトを、悟ったかのように把握するようになるのです。その瞬間を見るのが好きなのです」
「自分で何かを解く満足感とは違うものがあって、誰かを通じてその満足感を得られる感覚です。何かを教えるためには、もう一段深い理解を強いられます。だから今なお、学生と同じように学び続けています」

現在はなんと、マイアミ大学法学部で法務博士(J.D.)の学位取得を目指しているネイサンさん。STEMの文約における知的財産法の分野で活動したいと考えているそう。
学歴においては世界記録保持者ですが、それ以外においては他の21歳と大差ありません。休日はスポーツや音楽を楽しんでいて、バスケットボールやテニス、ゴルフが好きだそう。また、NBAのボストン・セルティックスとNFLのニューイングランド・ペイトリオッツのファンでもあります。クラシック・ピアノも弾きますが、ゆっくりしたいときはドレイク、EDMなどを聴いているそうです。
記録的なスピードで学位を取っているネイサンさんですが、彼のアドバイスは、自分のペースで進めることだと言います。
「はたから見ると同じ道を進んでいるように見えても、人それぞれで違うのです。他人の人生のタイムラインと自分のを比べてしまいがちですが、それをすると逆効果です。たとえ遅くても、自分に合ったペースを探して、そのペースをキープするのが良いと思います。結果がすぐにでなかったとしても、手を止めずに行動し続ければ、うまくいくはずです。私はそう強く信じています」