largest drone display

2020年9月20日午前3時45分39秒、中国広東省珠海市で3,051台のドローンが同時飛行し、ギネス世界記録「無人航空機(UAV)の最多同時飛行数|most Unmanned Aerial Vehicles (UAVs) airborne simultaneously」が更新されました。

中国の企業「深圳大漠大智控技术有限公司」によるこの同時飛行は、多くのドローンを飛行させるのみならず、空中で複雑な動きをしながら美しい光のショーを披露しました。

ショーでは、天宮1号や北斗衛星導航系統、中国の宇宙ステーションなど、中国で行われている宇宙科学・技術の功績を表現しました。

このギネス世界記録タイトルは近年頻繁に更新されていて、2018年7月15日にインテルが2,066台のドローン同時飛行で記録を達成。そして2020年9月にはロシアで2,200台の同時飛行が行われ記録が更新されたばかりでした。

drones in the air

光のショーで表現された北斗衛星導航系統は、中国独自の衛星測位システムで、衛星航法システムに関する国際委員会(ICG)が認可する世界4大衛星測位システムの1つです。

uav earth

次にドローンはフォーメーションを変え、「天宮」や中国の宇宙ステーションを表しました。

tiangong station 

ショーの終盤では、人類による宇宙への想いを表現するべく、ドローンのフォーメーションは、マーズ・ローバーをかたどりました。

それは7月に打ち上げられた中国のローバーですが、火星に着陸するのはこれからとなります。

mars rover

「中国のドローン・テクノロジー企業を代表して、技術とアートを融合させました。このショーを通じて、中国にポジティブな風を吹かせ、中国が誇る技術を世界に発信したいと考えています。」ー深圳大漠大智控技术有限公司 CEO

広東省におけるソーシャル・ディスタンスの条例では、屋外の公共エリアでのマスク着用は必要なくなりました。そのため、公式認定証の贈呈式は従来通り行うことができました。

certificate presentation