カラーティッシュができるまで
ーーティッシュはいつ頃から扱っていますか?
富樫氏:30年くらいたつかと思います。白いティッシュももちろん作っているのですが、それだけでは大手にはかなわないので、変り種を作ろうということで色をつけるようになりました。
当時、「ティッシュって白いよね。白の反対は何だ?黒。じゃあ黒いティッシュを作ろう。」それでカラーティッシュの製造が始まりました。それをやっていくうちに、たくさんの色ができるようになりました。
ーー『十二単』の発案エピソードを聞かせてください。
富樫氏:『十二単』の前に七色の『七宝』というのを出していて、その後『漆』、いわゆる日本の伝統工芸品をイメージというところをベースに発案してきました。『七宝』は七色、『漆』はティッシュの裏面と表面の色が変わっているものだったので、工芸品をイメージできるようなものを作ってきました。
ティッシュでさまざまなことができるようになり、最高峰を目指していこうという中で、社長が皇族の方が『十二単』を着ているのを見かけて、この『十二単』というティッシュの開発が始まりました。