ーーところで、早くから国際舞台で活躍していますが、外国語はしゃべれるのでしょうか?
伊藤:私は勉強しようと思ってやるのは好きじゃないんですけど、英語と韓国語は、少し話せます。他の国の選手としゃべっているうちに自然と、頭の中に入ってきてしまうんです。
ーーはやくから世界に出て、世界の舞台をみるというのは、普通の人にはなかなか真似ができないことだと思うのですが、どんな感じですか?
伊藤:最近は、随分と慣れてきましたけど、最初は、日本と海外の試合だと雰囲気が全く違うので驚きました。それに、打法も日本人選手とは全然違いました。ヨーロッパの選手が打つボールは、どうやってどこに返ってくるのかわからないんです。アジアの選手だと、球筋の綺麗なボールがかえってくるんですよ。でも、今は、あんまり気にならなくなりました。それは、「誰にも負けない」という目標を立てて、たくさん練習してきたからだと思います。
平野: 私は、海外はいろいろなところに行けるのが楽しくて、卓球していて本当に良かったなと思っています。
伊藤: そうだよね。卓球してなかったら、今いる世界中の友達とも友達になっていなかったもんね。だから、私は、生まれ変わっても卓球の選手になりたいんです。