ーーまず、ギネス世界記録認定を受けて、どう感じましたか。そしてこれまで、どんな想いでテーマ曲を歌ってきたのですか。
「ギネス世界記録? まさか!」というのが、はじめて聞かされたときの率直な気持ちでした。
名探偵コナンは、子供の頃は、自分のお小遣いを貯めて単行本を買っていたほどの大ファンで、まさか自分が歌手になってこんな記録をもらえるなんて、と感無量の想いなんです。17年前にはじめて自分にテーマ曲の話がきたときは、「全ての運を使い果たしてしまった!」と思ったほど、自分にとっては凄く嬉しいことでした。
それが、私自身のファンの方だけではなく、『名探偵コナン』ファンの方々にも受け入れてもらえて、今の私にとっては、家族みたいな存在になっていますし、自分のキャリアにとってなくてはならないものでもあります。
「ストーリーの一部として私の曲を感じてもらえたらいいな。ストーリーに寄り添える歌になったらいいな」というシンプルな想いで歌い続けてきました。
ーー世界的人気を誇るアニメ『名探偵コナン』の主題歌、世界に届けられる歌を歌っている気持ちは。
『名探偵コナン』を通じてファンになってもらえた人には、「あっ、コナンのお姉さんだ!」と言ってもらえたり、幼い頃ファンだった方がお子さんをご出産されて家族でコナンを楽しんでいるという方もいました。