2013年1月27日、長崎県の ハウステンボス一堂に会したのは141体のマスコットでした。
会場には、山口県の「 ちょるる」、熊本県の「 くまモンなど、
人気のご当地マスコットたちを一目みようと大勢のお客さんも詰めかけていました。

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マスコットの定義は、団体や地域など何らかのプロモーションの役割から
誕生したキャラクターで
団体の代表(顔)としての活動を行なっている必要があります。
ですから、アニメーションや漫画から生まれたキャラクターは、
今回の挑戦には参加してもらえないことになります。

今回、マスコットたちが集まったのは、
「大勢のマスコットでダンスを踊る」というギネス世界記録に挑戦するためです。
正式な記録名は、「 Largest mascot dance(最大のマスコットダンス)」。
その内容は、マスコットの一群が決まった振り付けを
音楽に合わせて一緒に踊らなければいけないという記録です。

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そして、この記録に主催者であるハウステンボスが選んだ曲が
「ひげダンス」でした。
シンプルなダンスですが、マスコットたちは
厳格な認定の目が注がれる中、
5分間以上同じ動きで踊り続けなければいけません。
そして、そのダンスの間に失格となるマスコットの数が
全体の5%以下にとどめられなければいけません。

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一見簡単な挑戦にも感じられる方が多かったようですが、
挑戦者であるマスコットたちは、1回目の挑戦も2回目の挑戦も失敗してしまいました。
原因は、その胴体の大きさから手足が動いていないマスコットや
リズムに乗って皆と同じ動きとテンポで踊れていないマスコットがいたためです。
ガイドラインにあるルールに触れてしまったのでした。

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そしていよいよ最後の挑戦となる3回目です。
ここでもやはり7体の失格が出てしまいました。
しかし、ギネスワールドレコーズ規定の失格数の許容範囲内となったため、
記録数134体で、見事ギネス世界記録の認定となりました。


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観客も一体となり真剣に声援を送る熱気ある挑戦になりましたが、
ハードな挑戦を終えて一番喜んでいたのは、集まったマスコットたち自身のようでした。
記録達成、おめでとうございます!