今年に入って熾烈な戦いが繰り広げられた記録に、
最も長い、麺の入ったボウルの数 (Longest line of bowls of noodle)というものがあります。

この記録、勘違いをしてはいけないのは、「長い麺」をつくることではなく、
「麺の入ったボウルの長い列」をつくることがギネス世界記録になるという点です。

この記録の歴史を振り替えると、既に長い歴史のように感じられます。

2009年にタイランドで生まれたこの記録は、1181皿を並べて、
新カテゴリーの記録を打ち立てたのでした。

これに挑んだのが2011年、イギリスのドリームワークスで、
『カンフーパンダ2』のDVD発売を記念して、
1288皿を並べることに成功しました。

さらに、この戦いに参戦したのが、
2013年5月のトヨタドライブ王国でした。
1427皿を並べて、福島県郡山市での達成となった
「なみえ焼きそば」でした。

しかし、ここに、またも参戦してきたのが、
長野県伊那市の伊那中学校が掲げた「ローメン」という
この土地の名物麺。
彼ら、若人たちは、なんと、
2311皿という記録を打ち立てて、
前記録保持者の記録を1000皿近くも
大きく上回ってしまったのでした。

さて、この情報を知って顔を真っ青にしたのは、
本挑戦の準備を進めていた岡崎青年会議所でした。
なぜなら、彼らは、元々l、1427皿を目標にしていたからです。

しかし、ここまで来たら諦めるわけにいはいかない。
そんな想いがあったのでしょう。
目標を2311皿超えに据えての記録挑戦となりました。
彼らが、この記録を通じて、世界へ向けて発信したかったのは、
「岡崎まめぜん」というご当地ヌードル。
八丁味噌となたね油をつかったタレが特徴になる麺食品です。
1皿100g、そして隙間なく並べるというルールを守り、
並べてできてみた長さは、なんと、358mという尋常ならざる長さでした。

そして、記録の方はというと、
2345皿という、前記録を上回る記録を樹立したのです。

300m超えの記録達成は、
本当に苦難の道のりだったように思います。

無事、記録達成となり、良かったですね。
ギネス世界記録の樹立、おめでとうございます。
また、「岡崎まめぜん」が世界へと広がっていくことを願っています。[編集部]


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これが全貌となる空からの写真です。358m!!

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地上の目線で見てもやはり長いですねぇ。

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並べて終わりなのではありません。なんと、この記録で重要なのは、ちゃんと、並べたものを食べるということです。



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おお、あちらこちらで、老若男女が、このご当地グルメ「岡崎まめぜん」を口に運びます。

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ギネス世界記録の公式認定員である、彩マクミランから、ギネス世界記録認定証の授与です! 祝! 良かったですね。