2013年5月12日、京都府立嵐山東公園運動場において、
ギネス世界記録への挑戦が行われました。

挑まれた記録名は、
「同時に手持ち花火を点火した最多人数(Most sparklers lit simultaneously)」
というものでした。

その記録名が示す通り、
みんなが一緒になって手持ち花火を点けます。

元々は2012年9月30日に実施を予定し、
挑まれる予定だった記録なのですが、
台風と重なってしまったために、
今春5月へと延期されたリベンジとなる挑戦でした。

この記録は意外にも、これまでは既存の記録がない
新規の記録カテゴリーとなり、
カテゴリーが新規となる場合には、
最低クリアしなければならない標準記録というものが設定されることになります。
その数は、今回250名です。

さて、当日、嵐山の運動場に集まったのは、
250人を大幅に超える老若男女でした。

なかでも主催者である京都TSUBASU会が、
「子供たちの笑顔が見たいんや」と
子供たちへの呼びかけを行ったせいか、
会場に子供たちが大勢、親や親戚とかけつけてくれたようです。

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本記録への参加に対して、
基本的には年齢の制限はなく、
「手持ち花火を持てる」という条件さえクリアできていれば、
誰であっても参加ができるのです。

公式認定員が「3、2、1、Go!」との合図にあわせて、
花火に一斉点火がなされます。

さて、では
「同時に、一斉に」
という条件はどのようにクリアされたのでしょうか?

ライターやマッチで1本ずつつけていたのでは、
うまく点火ができない人も数多く出てきてしまう可能性だってあります。

そこで採用されたアイディアが
「風よけのついた蝋燭」に
みんなで同時に花火をこの蝋燭に入れて点ける、という形だったのです。

50人の参加者に対して1人の監視員がいるなかで
子供も大人もお爺ちゃんお婆ちゃんも
みんなが蝋燭に花火をつけました。

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すると、チリチリ、シュパシュパという音とともに
手持ち花火が光りはじめました。

そして、花火が終わると認定結果の発表です。
その数は、845人です。

親が子供の分まで持ってしまっていたり、
フライングスタートをしてしまったりで
わずかな数の失格者は出てしまいましたが、
それでも見事、ギネス世界記録に認定されることになりました。

暗闇にほっこりとした空気が流れます。
先ほどまでのとても綺麗な挑戦の光景に
みんなの心はひとつになった様子です。

みなさん、おめでとうございます!
良い思い出になりましたね。

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