名古屋ウィメンズマラソンは、毎年ギネス世界記録を更新しているマラソン大会です。世界中で高まり続けるマラソン熱ですが、名古屋でもその熱は、毎年毎年高まっているようです。その証拠に、この大会からは、毎年新たなギネス世界記録が生まれています。さて、彼らが世界一に輝いているのは、一体、どんな記録でなのでしょう?

世界中で愛されているマラソンという競技においても、ギネス世界記録は数多く存在しています。
調べていくと、真面目な記録から愉快な記録まで、非常に楽しめるのですが、
今回は、毎年開催されるたびに記録を更新し続けている
名古屋ウイメンズマラソン2015」を紹介してみたいと思います。


名古屋ウィメンズマラソン(中日新聞、日本陸連主催)がはじまったのは、2012年です。
と言っても実際のはじまりは、もっとずっと前のことで、1980年のことで、
元々の大会名は「名古屋国際女子マラソン」でした。

今の名前になったキッカケは、2011年3月11日の東日本大震災を受けての大会開催中止でした。
そして、翌年の開催から、「名古屋ウィメンズマラソン」の名称が冠せられるようになったのです。

大会名称は新しくても、大会自体には歴史がある。
そんなことからか、
世界ロードレースを格付けする国際陸上競技連盟(IAAF)には、
「ゴールドラベル」として認定されており、
ニューヨークシティ、ボストン、シカゴマラソン、
ロンドンマラソン、ベルリンマラソン、東京マラソンに並ぶマラソン大会として

世界に知られているということになります。


そして、認定と言えば、ギネス世界記録です。
この記事のタイトルにもなっている通り、
名古屋ウィメンズマラソンは、
ギネス世界記録に認定されているのです。

その記録名は、「最大の女子マラソン(Largest Women's Marathon)というもの、
つまり、世界最大の女子マラソンということになりますね。

では、記録となってきた参加人数が、どのくらいだったのかを
並べてみてみたいと思います。


2012年の走者 13,114人

2013年の走者 14,554人

2014年の走者 14.675人

以上が新名称での大会がはじまってからの人数です。

この大会、1万人を超える女性たちが参加しているのです。

実際に現地に足を運んでみると、
この大勢の参加者から醸される女性エネルギーの熱気に圧倒されてしまいます。


そして2015年3月8日に開催された大会では、
17,846人という前年の数字を大幅に上回り数の走者が走り、
またしても、ギネス世界記録を更新することになったのです。
上回った数は、3,171人


こうなると、翌年、2016年の参加者がどの程度になるのかが、

期待が高まりますが、同時に毎年ハードルがあがっていくわけですから、
その意味からは、どこまで人数を膨らませることができるのか?


その点にも注目が集まるところ。

さて、この大会、何回まで連続記録更新を続けられるのでしょうか?


でも何より凄いのは、この大会への参加者たちが、
上からのお仕着せの女性力ではなく、

本人たちが自発的に楽しみながら時間を楽しんでいるところ。


その行方は、毎年の3月に注意を向けるしかありませんが、
これからの21世紀が、女性たちのパワーによって、
大きく動いていくことを期待しながら、

この大会の未来に目を向けてゆきたいですね。

[編集部 スズ]