2017年7月29日、福岡県北九州市若松区において催された「若松みなと祭り(主催:若松まつり行事協賛会、後援:西日本新聞社など)」でギネス世界記録が更新されました。

今回、同地挑戦されることになった記録タイトルは、「腕を組みながら乾杯をした最多ペア数|Most pairs performing a cross-armed toast simultaneously」です。

日本では意外に知られておりませんが、腕組みをしながらの乾杯というのは、欧米式の結婚式などでよく見られる人気の高い儀式なのです。


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そしてこの記録は、日本各地において競われてきた記録で、これまでも大きな人気を誇ってきました。
記録挑戦時点での記録数は、1,162組です。

同記録の参加者は2人1組ペアになって、飲み物が入ったコップを手にしてクロスさせる形をつくり、皆で一緒に乾杯をするというもの。

この記録に挑戦をしよう!と開催地に集まってきたのは、約4500人の地域の人々です。
同挑戦の乾杯は、同地区の「若松みなと祭り」の目玉イベントということもあり、中心部の中川通りを通行止めにして行われました。
真夏日和、最高気温は32度におよぶ気候のなか、豊内祐子さん(筑前若松五平太ばやし振興保存会)が、「げんき若松!げんき北九州!熱い絆に乾杯!」という発声をすると、数千人の参加者たちが同時に乾杯をしました。

結果、4064人、2,032組の乾杯が公式認定員によって確認されて、見事ギネス世界記録認定へとなったのでした。


この日のお祭りでは乾杯のほかにも、郷土芸能である「五平太ばやし」の競演会や、若戸大橋のかかる洞海湾において「くきのうみ花火の祭典」が催されたり、約4000発の花火が夜空を彩ったり、とバラエティに富んだイベントで市民も大いにたのしんでいたようでした。

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きっとこの祭りに参加した人たちは、地域の大勢の人たちと心をひとつにしながら、記録挑戦できたことでよい夏の思い出になったはずです。
ギネス世界記録への認定、おめでとうございました!
[ 編集部 スズ ]