人々に希望やインスピレーションを与えるのに、年齢は関係ありません。
アメリカ、ルイジアナ州在住のザイラ・アバン=ギャルドさんもその一例。13歳のバスケットボール・プレイヤーであるザイラさんは5年もの間、ギネス世界記録を更新する事を目標としていました。
ザイラさんは、多くの子どもと同様、8歳の誕生日に両親からプレゼントでもらった書籍「ギネス世界記録」をきっかけに、世界記録の事を知りました。世界中でありとあらゆる方法で達成された記録の数々……そのなかで特にザイラさんの興味をひいたのは「1分間で行ったバスケットボールのバウンド・ジャグリングの最多数(ボール3玉)|most bounce juggles in one minute (three basketballs)」でした。
5歳からすでにドリブルの練習を始めていたザイラさん。これをもっと上達させれば、自分も記録保持者になれるかもしれないと思ったそうです。
やる気があれば、どんな人でも目標を達成する可能性がある。中学生のザイラさんが成し遂げた偉業は、それを証明しているのではないでしょうか。
そんなザイラさんは、さらなる目標を掲げています。
ザイラさんは他にも、1,000章分の本を読んだり、スペル暗記大会の練習をするなどの目標を掲げていましたが、それらよりも優先して達成したかったのが、ギネス世界記録更新。13歳の誕生日に、前記録の213回を更新する事を狙いました。
練習を続けるなか、ザイラさんはギネス世界記録の書籍にも登場したジャグリングの記録保持者、Jugglin' Josh Hortonさんなどから応援の声をもらいました。応援した人たちも、ザイラさんの記録達成への強い意志に深く関心したそうです。
ザイラさんが憧れる女性は運動家のマララ・ユスフザイさんやプロテニスのセリーナ・ウィリアムズ選手、コリ・ガウフ選手など。3人とも世界記録を達成しています。
およそ2年間の練習期間を経て、ザイラさんは2019年11月14日に記録に挑戦。見事231回のバウンド・ジャグリングに成功し、ギネス世界記録を更新しました。
成功した事で自信を得たザイラさんは、今後もバスケットボール関連の記録を更新したいと思っているそう。彼女と同年齢の少女たちも記録更新できるという事を、自身が記録更新をし続ける事によって示したいと考えています。