

アメリカ、テキサス州在住の電気・電子系エンジニア、リンダ・ギロリーさんが、ゲーム機のコレクションで2つのギネス世界記録を更新しました。
リンダさんは数十年にもおよび、数多くのブランドのゲーム機を集めてきました。彼女が8歳の時に初めて購入したのは「Red Conic」のバスケットボール・ゲームだったとか。
他にも Coleco Pacman や Tandy Cosmic 200 Fire Away、Actronics Grandprix Turbo、Epoch Galaxy II、Soopa Doopa by Toytronicなどが当時のお気に入りだったそう。しかし残念ながらこれらを含むいくつかのゲーム機は、家が火事になりなくなってしまったと言います。
それから時がたった2003年。リンダさんのゲーム機愛が突然再発します。きっかけは休暇に誰が遊びに来るかを兄弟と話をしていた時のことだったとリンダさんは語ります。
購入したゲーム機を収納するために戸棚をゲットしたリンダさん。まだ戸棚にスペースがあると気づくと、そのスペースを埋める分のゲーム機をさらに買ったそうです。
自分にあらゆる言い訳をして2つ目の戸棚を手に入れると、そこはすぐにゲーム機で埋められました。みるみるうちに、リンダさんのゲーム機コレクションが構築されました。
ゲーム機を集めて20年、2つのギネス世界記録保持者となったリンダさんは、まだまだゲーム機を集めたいと考えているそう。すでにレアなゲーム機を探すために世界を飛び回っていて、レトロ・ゲームショップのために訪日したこともあるとか。
リンダさんは、今は亡き夫がコレクションをすることを一番サポートしてくれた人だと語ります。5月に亡くなる前、ギネス世界記録更新のニュースを一番に報告したのも、夫だったと言います。
将来は、子ども用の電子ゲームキットを設計して、電子ワークショップや自宅でいちからゲーム機をつくれるようにしたいと考えているそう。
また、レトロ・ゲーム機を使用して電子工学を教えたり、博物館とかけあい自身のコレクションを展示・保存したりしたいとも考えているそうです。