split image of Mike Jack eating Reapers

164万スコヴィル値をほこる唐辛子のキャロライナ・リーパー。ハラペーニョの何百倍もの辛さで、開発したエド・カリーさんも「溶岩を食べているかのよう」と言うほどです。

ほとんどの人にとって、キャロライナ・リーパーを食べるのは極めて困難。しかしカナダ在住のマイク・ジャックさんは、好きで好きでたまらないとか。

そんな彼の「キャロライナ・リーパー愛」が功を奏し、ギネス世界記録「50本のキャロライナ・リーパーを食べた最速タイム|fastest time to eat 50 Carolina Reapers」を6分49.2秒で達成しました。しかも記録挑戦直後、マイクさんは85本の「追いキャロライナ・リーパー」を実践したのです!

マイクさんは20年かけて、辛さへの耐性を作ってきました。しかし、決して辛さを感じなくなったわけではありません。

「1本目に口に入れるのが最悪です。それは初めに来る刺激が強烈だからです。2本目はそれほどでもないかなと思いきや、1本ずつ食べていくにつれ、毎度口内の違う部分に唐辛子が触れて、辛さが倍増していくのです」

しかし口内での刺激は、腹痛よりずっとましだと言います。

「ひどい痛みを感じます。誰かが中から胃を握ったり絞ったりしているかのようです。体はもう食べるのをやめろと言うので、続けるのにはかなりの意思が必要です」

痛みはすぐやむが、記憶は永遠に残るんだ – マイク・ジャック

Mike Jack in pain

記録挑戦達成後、合計で135本のキャロライナ・リーパーを食することに成功。League of Fire Reaper Challenge leaderboard のランキング2位に到達しました。

マイクさんによると、複数のキャロライナ・リーパーを食べると痛みが14時間続くことも多々あるとか。しかし今回は、食べた後にほとんど吐いてしまったので、それほど後遺症はなかったと言います。

「フルマラソンを走ったかのような疲労が来るものです。今回は友人とでかけることができましたが、悪い日には、風呂場の床に一晩中転がっていたこともありました」

マイクさんはヴィーガンのため、唐辛子を食べている時に牛乳を飲みません。代わりにオートミルクを飲むこともしません。水も逆効果なのですが、唐辛子の辛み成分と胃酸を希釈するために飲んでいるそうです。

唐辛子を食べ終えて吐いた後、マイクさんはココナッツ・ウォーターを飲んで電解質をとりいれます。さらにこってりした食事をとってお腹の中に入っている辛み成分をさらに和らげます。

Mike Jack holding plate of Carolina Reapers

マイクさんにとって今回は5つ目のギネス世界記録。それ以外にも League of Fire World Chilli Eating のチャンピオンでもあり、来月にはプラハでタイトル防衛戦が待っています。

彼の唐辛子の冒険は、本人のYouTubeTikTokInstagram または Facebook でご覧ください!