![独旅行会社シャウインスラント.・ライゼンが最も高い砂のお城を製作|ギネス世界記録](/Images/Largest-sandcastle-header_tcm30-493972.jpg)
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三菱電機株式会社のコンポーネント製造技術センターで形成されたチームが、ギネス世界記録「パズルキューブを最速で解くロボット|Fastest robot to solve a puzzle cube」を達成しました。タイムはなんと0.305秒!
この記録はこれまでに何度も更新されてきました。2009年当時の世界記録は1分4秒でしたが、それから徐々にタイムが縮まり、2016年には、ついに1秒を切りました。
今回のギネス世界記録挑戦のリーダーをつとめたのは、モーター製造技術推進部の徳井さん。普段はモーターの開発や、それを製造設備に組み込む開発などを行っています。
自身が携わっている製品の技術力は確かだということを身に染みていた徳井さんは、それを多くの人に分かりやすく伝えたいと思い、世界記録挑戦のプロジェクトを立ち上げたと言います。
そこで前記録の挑戦動画を見たら、「あれ、実は普段使ってる設備の方が速い速度を出してるのでは?」と感じました。弊社のモーターの速さに関しては自信がありました。
しかし記録を達成するには、速いモーターのみならず、ロボット全体が速く正確に動く必要があります。徳井さんによると、普段携わっている製造設備では求められない高速化を突き詰めていくのが難しかったと言います。
「究極を極限に突き詰めたらどうなるのかっていうところを求めるのは難しさでもありましたが、面白さでもありました。ずっとやりがいを感じながらプロジェクトを進めることができました」
マシンのコンディションが整っていくと、今度は意外な課題に直面したそうです。なんと、パズルキューブがロボットの速さについていけなかったのです。パズルを解いている最中にひっかからないよう、挑戦前日まで微調整が続いたとか。実際、記録挑戦の本番1回目でも、パズルキューブがひっかかり、解けきれずに失敗してしまいました。
しかし2度目の挑戦では、練習でも出せなかったタイムを叩き出し、見事ギネス世界記録を達成したのです。徳井さんによると、プロジェクトチームのみならず、会社の多くの人たちが一緒に頑張ってくれたから、記録を破ることができたと言います。
僕たちの製品を使うともっと世界をより良くできる、という思いでやってきました。これを機に、日本にとどまらず、世界中の人たちに、僕たちの製品をもっと知ってもらえたらいいなと思っています。