地域の商店街や龍谷大学から構成される深草竹とんぼ実行委員会


京都市伏見区深草において、地域の住民たちの力で竹トンボを使っての世界記録挑戦が行われました。 挑戦を企画したのは、地域の商店街や龍谷大学から構成される深草竹とんぼ実行委員会です。


昔から伏見区深草では、竹の産地として知られる土地で、竹林が多く残っているため、竹の有効活用をしようと、様々な試みが行なわれてきたそうです。 たこ揚げ、竹馬遊び、竹林保全など、竹遊びや竹活用の催しが企画されてきましたが、今回のような世界記録へ挑戦するのははじめてのこととなります。


そんなことから主催者が狙ったのは、「竹で地域活性」で、記録の内容は、「 竹とんぼを同時に飛ばした最多人数|Most People Flying Bamboo Copters 」でした。 そして彼らが超えなければならい記録は、前記録保持者、富山県射水市が打ち立てた410人という記録でした。当日、会場となった深草小学校に集まってきた人数は、640人。しかし、挑戦者たちは、ルールで定められた15秒以内に竹トンボを飛ばすことに成功しなければいけません。


竹とんぼが一斉に舞う青空の下

 
いよいよ認定員、監視員が厳しい視線で見つめる中での緊張の挑戦です。 公式認定員の岩下令が、「3、2、1、Go! 」とかけ声をかけると、全員が一斉に竹トンボを青空に飛ばします。 青空に舞う数々の竹トンボを見上げて、参加者みんなの心がひとつになりました。 しばらくして結果の発表が認定員から読み上げられると、その数字は、「631人」。見事、ギネス世界記録への認定が決まると、老若男女の参加者は歓声をあげて喜びました。

「竹」という地域の特産物を活かしての記録挑戦は、多くの深草地区の人々の心をひとつにしたのです。 地域を盛り上げるために、地域の特長を活かして挑戦を企画し、地域住人同士の心をつなぎ絆をつくる。有志の人たちが見せた頑張りは、きっと参加挑戦者全員の心に広がっていったことと思います。

世界一の記録、おめでとうございます!!


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ギネス世界記録で地域活性『町おこしニッポン」について


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